七夕に想う牽牛星(公式LINE添付)

7月7日は、七夕ですね☆彡


年に一度、七夕の日に会う事ができる牽牛と織姫のお話は、

日本に古くから伝わるお話と、中国から伝わってきたお話、

2つ話が結びついて出来た伝説と言われています。




【七夕伝説】

天の神様(天帝)の娘である織女(しょくじょ)は、とても美しい天女。


織女は、天帝から機織り(はたおり)をするよう言いつけられ、

天の川のほとり(東側)で、毎日はた織をしていました。


天の川の向こう岸(西側)には、牛飼いの牽牛(けんぎゅう)という働き者の若者が住んでいました。 


天帝は、この2人が夫婦になれば、天の暮らしをいっそう豊かにしてくれることだろうと思いつき、

織女を、牛飼いのところへ嫁がせようと考えました。


(東から西へ)織女は、天帝の言う通り天の川を渡り牽牛と出会い、相思相愛になった2人。

めでたく夫婦となり、幸せで楽しい生活を過ごしました。


しかし2人は、幸せのあまり働くのを忘れ、楽しんでばかりの日々になりました。


これを見た天帝は、怒り悲しみ、二人を引き離そうと考え、

ある日、織女(織姫)は、天に呼び戻されてしまいます。


悲しみにくれた(牽牛)は、(織姫)を追いかけて天に行こうとしますが、

行く術もなく途方に暮れてしまいます。

その時、飼っていた牛が言いました。


「私の皮をまとって飛べば、天に行けます。」

「どうぞ私を殺して天に行き、織姫と再会してください。」


苦楽を共にした老牛の言葉に牽牛は、涙を飲んで従いました。


ようやく天に昇り(織姫)との再会を果たしますが、

天帝の怒りに触れ、金輪際2人を会わせまいと、天に一筋の線を引いてしまいます。


それが「天の川」となり、2人は永遠に離れ離れに・・・


織女は泣いて天帝に頼んだところ、

年に一度「7月7日だけ」天の川を渡ってよろしいと、

2人が会うことを許してくれました。


7月7日、七夕の夜にだけ会うことが許された2人は、

天の川の上に橋を作り、一年に一度この橋を渡り落ち合うという物語。




算命学の十大主星の1つ

牽牛星(けんぎゅうせい) 

攻撃本能・方位は西

文官の星といわれ「王様・帝王の側近」という意味です。


この物語にでてくる男の名前(牽牛)には、

中国伝来の算命学が絡んでいるという話があります。


牽牛星は、王様の側近なので

『自分の理想は王様の理想』という思考を持ちます。


悪い言い方をすれば「絶対服従型」なのかもしれないけれど、

王様の理想が自分の理想になる事が順当なわけで、

そこに「役割」「お役目」があるわけですよね。


物語の中にある

◆天帝は、この2人が夫婦になれば、天の暮らしをいっそう豊かにしてくれることだろうと思いつき、

という場面から

◆しかし2人は、幸せのあまり働くのを忘れ、楽しんでばかりの日々になりました。

という流れ


もし牽牛が牽牛らしく、天の暮らしの豊かさを考え、真面目に一生懸命に働き、

その役割を果たしていたら、

天の神様の逆鱗には触れず、2人は離れ離れにならずに済んだのかな・・・

な~んて考えてしまいます☆彡


それから、もう一つ物語の中で気になるところと言えば!

◆天の川の(西側)に、働き者の牛飼いがいた。

◆天の川のほとり(東側)で、機織りをしていた織姫。


これですね~☆彡


織姫は、東から西へ、川を渡って嫁に行ったわけです。


東は恋人の場所★西は結婚(配偶者)の場所

東(恋人)⇒中央(信頼)⇒西(配偶者)


責任感が強く、真面目で忠実な人物であるということから、

天の神様に信頼され、織女の嫁ぎ先にと牽牛が選ばれた・・・


これって、後付けなのか!?

七夕伝説は、算命学の原理を応用しているということですが、

本当に上手くできている話だなと驚きますね。



さらに!算命学では

 彦星は「牽牛星」(正式な夫)

 織姫は「司禄星」(正式な妻)

と、言われています。


牽牛星は、「夫の星」

司禄星は、「家庭の星」

ですから、結婚のタイミングをみるときにも、この星が巡っているときは、チャンスですね♡




自分のもつ星は、

その星の意味合いに沿って生かす陽転

その星の意味合いを、悪く使ってしまうと陰転


牽牛は、美しい高嶺の花のような女性と一緒になれて、責任を果たさず天狗になったり、おごり高ぶってしまったか!?

織姫(司禄)は、コツコツと機織りすることを忘れて目先の遊びを優先してしまったからか!?


彦星と織姫は、自分の星の宿命(お役目)とおりに過ごしていたら

また違った物語になったのか!?


この七夕の物語をまとめてみていても、なるほどな~、おもしろいな~と、

東洋思想・自然思想の奥深さのようなものを、感じざるを得ません♡




毎年、七夕には雨が降るイメージが多いですが、

本当に観測上でも毎年7月7日は、雨が多いそうですね。


「洒涙雨(さいるいう)」と言うそうです。

七夕の日に降る雨のことで、


彦星と織姫が、年に一度やっと会えた後に、別れ惜しみ流した涙・・・という説と

雨が降り、会うことが叶わなかった悲しみの涙・・・という説がるそうです。


また、前日の7月6日に降る雨は「洗車雨(せんしゃう)」というそうで、

彦星が織姫を迎えに行くために、牛車を洗った雨・・・という説


星のことを考えると、やっぱり私たちも「宇宙(自然)の一部」なのだなと

宇宙(自然)の中に存在する自分なんだと思い知らされますね☆彡


星と言えば・・・!!


夏の星座こと座の「ベガ」は、

日本名「織姫」中国名は「織女」

算命学では「司禄星」


夏の星座わし座の「アルタイル」は、

日本名「彦星」中国名は「牽牛」

算命学では「牽牛星」


天の川で輝く「夏の大三角形」は、

ベガ(こと座)織姫

アルタイル(わし座)彦星

デネブ(はくちょう座)カササギ

この3つの星で構成されています。


カササギは、物語の中にもでてくる鳥。

七夕の夜にだけ会うことが許され、

その日には、何千万羽というカササギが飛び交い、

天の川の上に橋を作り「牽牛」と「織姫」はこの橋を渡り落ち合う・・・

という場面。


ベガ・アルタイ・2人を繋ぐカササギ

この3つの星で夏の大三角形が出来上がるという話を聞いて、

あまり天体観測に興味が無い私でも、トキメキました☆彡


余談ですが、小さい頃に、青森の山奥で見た天の川の美しさが、

何十年経っても忘れられません。



最後に、もう一つ!

七夕にちなんだ「おまじない」!?


これも算命学(陰陽五行思想)と関係がある事なので、

まとめてみます☆彡


七夕には、短冊に願い事を書いて、笹の葉につるすという習わしがあります。

これは、江戸時代の子供たちが「字が上手になりますように」と願ったことが始まりで、

その後に一般的に広まっていったということだそうです。


笹の葉は神聖なもので、魔除けになるそうです。


【短冊は五色】

五色と言えば「陰陽五行思想」ですよね。

五色の短冊に、それぞれの願いを書いて、魔除けになる笹につるし、心願成就 !

といったところでしょうか☆彡


⇒東(木性)成長・命・仲間

成長や仲間を思いやる願い事を書く


⇒南(火性)健康・こども

健康や、子育てにちなんだ願い事を書く

夢や希望も赤


⇒中央(土性)信用・財

信頼を得たいと思う願い事を書く

(信頼を得てこそ財に繋がる)


⇒西(金性)仕事・勇気・行動

地位名誉や仕事運にちなんだ願い事を書く

スポーツ選手は、白で優勝祈願の願掛けもありですね


⇒北(水性)勉強・知恵

勉強が学業にちなんだ願い事を書く

 

このような具合に、自分の願い事と「短冊の色」を合わせると、

願い事が叶いやすいかも!?

という、ちょっとした「おまじない」です♡




本当に、日本には様々な習わしがありますよね!(驚


その土地によっても違いがあるし、

恵方巻きも今ではそれこそ一般的に広まっていったものですが、

そこには、本当に御利益・開運があるのか、いささか疑問ですが・・・(笑


それでも!

願いを込めること
それを信じて進むこと

「信心深い」とも言えますが、

私は、自分の人生を自分で切り開くには、とても大事な心だと思っています。


「七夕」は、日本人ならどんな人でも、

「今日は、星がでるかな~」

雨が降れば「あぁ、今年も出会えなかったね~」

なんていうことを言ってことが、一度くらいはあると思うし

日本全国の人の「気」が一気に集中する日は、エネルギーが高くなる日なのだなと思います。


自分の内側に在る「大事な想い(心)」

自分の内側に在る「大切な人の存在」

そんな気持ちに想いを馳せる時間を、七夕の夜にちょっと設けるだけでも、

また一年のエネルギーが変わってくるのではないかなと、道子は考えます☆彡




少し長くなりましたが、いつかは「七夕」についてまとめたいなと思っていたので、

公式LINEを登録してくださっている皆様へ、感謝をこめて

七夕の日に、願いを込めて

みなさまの未来、この1年に、その願いに

天からのエネルギーが注がれますよう

一生懸命に心をこめてまとめてみました♡


これ、保存版にしたいくらいです(笑)


長い長い「うんちく!?」

読んでいただいて、ありがとうございました☆彡

虹色道子

タマシイに喜びを ココロ軽やかに その行く道を虹色に